2分でわかるアメリカ

2011/01/20iPhone5とiPad2


スティーブ・ジョブズCEOが治療に専念するため休職したことで後継問題が報じられたり、過去最高益の決算が注目されたり、VerizonがCDMA方式のiPhone4を来月の10日から発売するなど話題が絶えないアップルですが、ウェブ上ではアップルの「次」を巡って、さまざまな憶測を読んでいます。

噂は、4年間に渡ってiPhoneのアメリカ市場での発売を独占してきたAT&Tに対し、アップルはiPhone4の販売に半年の猶予期間を与え、その上でVerizonに巨額の宣伝費をかけてiPhone4を販売してもらう。そして期が熟したところで、iPhone5を発売するというものです。

iPhone5のスペックについては、デザインがブラッシュアップ高速になるそしてiPhoneの下に付いている丸いホームボタンが無くなるという観測が広がっています。OSについては、iOS4.3が搭載されるという噂です。発売時期は、アメリカがバック・トゥー・スクールのシーズンとなる今年の7月頃になる公算が高いということです。

アップルは4年前に初代iPhoneを発売して以来、iPhone3G、iPhone3GS、iPhone4を毎年夏にアップグレードしてきましたので、今年の夏に新型が発売されるのは自然です。それが4Sになるのか5になるのかは、現時点では噂の域を出ません。

新型iPhoneの前に発売されるとみられるのがiPad2です。サムスンやデルが、タブレット型コンピュータを1週遅れで発売しましたが、アップルは早くも新型を今年4月にも発売するとみられています。現在のサイズより一回り小さいモデルと現行と同じサイズの2種類で、iPhone4と同様に表裏にそれぞれカメラが搭載される、という噂です。アウトソーシング先の台湾企業がリークした情報が背景にあります。

 アップルはアメリカで最も重要な会社の一つです。新型iPhoneや新型iPadは、ブロガーや携帯業界だけではなく、ハイテク業界全体、さらにはウォール街にとっても重要なイベントになります。カリスマ的な経営者であるスティーブ・ジョブズCEOは、過去10年で3度目の病休に入りました。世界が注目する新製品の発表まで回復するといいのですが。
 

[January 19, 2011] No 010333

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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