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2019/04/24ソフトバンク孫氏、個人投資で大損

社会現象と言えるほど騒がれたビットコイン。インターネット上の仮想通貨です。中国でのブームが去った後、日本の個人投資家が積極的に買ったとされています。2017年12月に相場が急上昇、一時2万米ドルに迫りました。

ほぼピーク時に、ソフトバンク・グループの孫正義会長兼社長がビットコインに投資していた。ウォールストリートジャーナル(WSJ)が23日報じました。

WSJによりますと、孫氏は2017年に買収した資産運用会社フォートレスト・インベストメント・グループのピーター・ブリガー共同会長にビットコインの購入を勧められました。ブリガー氏は2013年に初めてビットコインを購入、「相場を押し上げた投資家」として知られています。

ブリガー氏の話に説得力があったらしく、孫氏は2017年末にビットコインを購入。いま振り返ると相場がピークを打った時期でした。相場の急落を受け、2018年初めに売却したそうです。実際にどれくらい買い、いくらで売却したかは明らかではありません。ただ、WSJは事情に詳しい筋の話として、ビットコイン投資で130億米ドル(約145億円)以上の損を出しました。

孫氏の欧米での知名度は高く、世界最大のベンチャー・キャピタル・ファンドのファウンダーとして知られています。忍耐強く、先見の明がある投資家が大損したとのWSJの記事は注目を集め、アメリカの幅広いメディアが引用もしくはリンクを貼って紹介しました。

孫氏が率いるソフトバンクはいま、難しい問題を抱えています。巨額の借金で2013年に買収したアメリカ第4位の携帯電話会社スプリントの問題。業界3位のTモバイルと合併することで合意しましたが、司法省が先週、現在の枠組みで承認される公算が小さいと両社に伝えました。

ビットコインを買ったのは、孫氏の個人的な投資。憶測がこれ以上広がることはないとみられます。ただ、スプリントの問題は状況次第で幅広い影響が予想されることから今後も注目を集めそう。孫氏の野望に暗雲が垂れ込めています。

[April 23, 2019] No 031844132

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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