2分でわかるアメリカ

2019/04/19外為は通常で株は休場、わかりづらい祝日

祝日は祝日。日本人なら誰でもそう思います。アメリカは違う。連邦政府が祝日に指定しているのに、地域によって休みにならないことがあります。逆に、連邦祝日ではないのに、州や地域によって祝日になることもあります。

イースターはその典型。日本人にはわかりづらい。日本語で復活祭とも訳されるイースターはキリスト教の重要行事。十字架に架けられたイエス・キリストが死後3日後に復活したことを祝うもの。「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」がイースターで、年によって日付が変わります。今年は4月21日です。

宗教行事であるため、アメリカの連邦祝日ではありません。ワシントンなどにある連邦政府、郵便配達や銀行は通常業務です。ショッピングモールやスーパーも普段通り。企業の対応はバラバラです。

一方、コネチカット州など12の州は「グッドフライデー」と呼びイースター前の19日金曜日が祝日。イースターに合わせて幅広い地域の学校が今週いっぱいお休みです。19日はニューヨーク証券取引所とナスダックが休場となります。

イギリス、ドイツ、フランスなどは19日金曜日が祝日で、すべてのマーケットが休場。さらに22日も「イースターマンディ」と呼び祝日で4連休になります。オーストラリアとニュージーランドも同様、南アフリカも同じ。ロシアのイースターは1週間遅れです。

一方で、キリスト教の影響が薄い中国などは通常通り。トルコなどイスラム圏は影響ありません。

多くの人種、民族、宗教が混在するアメリカは、金曜日も月曜日も銀行が開いているため、外国為替取引は通常通りです。ただ、参加者が少なく、薄商いになることが確実です。薄商いの場合、相場がほとんど動かない、極端に振れる、の2つの極端なパターンがあります。今年のイースターはどうでしょう。

 [April 18, 2019] No 031844129

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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