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2019/04/12まだ不透明なブレグジット、大手銀の見方

EUは10日、ベルギーの首都ブリュッセルで開いた臨時の首脳会議で、ブレグジット(イギリスのEU離脱)を10月31日まで再延期することを決めました。フランスのマクロン大統領が長期の延期に反対したことが影響、会議は8時間にも及びました。

溝が完全に埋まりませんでしたが、ユンケル委員長ら欧州委員会の執行部の任期が切れる10月末まで離脱を延期する妥協案でまとまりました。
ただ、イギリス議会が期限内に離脱案を可決した場合は、可決した翌月1日に離脱が可能。5月23日の欧州議会選挙にイギリスが参加しない場合は6月1日に合意のないまま離脱する。など複数の条件がついていて単純に離脱が10月末まで延期されたわけではありません。5月2日にはイギリスの地方選挙が実施されます。保守党の得票が低迷した場合はメイ首相の退陣圧力が強まりそうです。

今後どうなるのか。CNBCが大手銀行のエコノミストらの見方をまとめました。

UBSは、メイ首相が3度否決された離脱案を再び採決にかけようと試みるが失敗、総選挙が実施される可能性が高いと予想しました。ドイツ銀行も、メイ首相が離脱案の議会採決を再度トライすると予想した上で、どういう結果になっても早期に選挙が実施される可能性があるとみています。

一方、ラボバンクは、イギリスが合意なき離脱を強いられた印象を残さないようにEUが動くだろうとコメントしました。

シティグループは、イングランド銀行の動きに注目しているとしています。8月に利上げするというベースシナリオの可能性が後退しているが、来月の会合が方向を示唆すると予想しました。

コメルツ銀行は、イギリスの政局が不安定になり、2回目の国民投票や総選挙の可能性など不透明な要素が多いため、イギリス経済もしくは英ポンドの回復は限定的になるとみているとCNBCが伝えました。

[April 11, 2019] No 031844124

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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