2分でわかるアメリカ

2011/01/06年収200億円の女性のプロジェクト


突然ですが、クイズです。アメリカで最も有力な女性は誰でしょう。ヒラリー・クリントンかサラ・ペイリンか、それともマドンナか。アメリカ人に聞くと全く別の答えが返ってきます。正解は、オプラ・ウィンフリーです。黒人の女性テレビ司会者です。

オプラの年収は約200億円フォーブス誌によりますと資産は約1800億円です。自らが経営するテレビ制作会社がプロデュースするトーク番組が全米で放送されています。昼間の主婦向けの番組で、登場人物の告白や男女関係などを取り上げます。

オプラの人生は波瀾万丈。未成年で未婚のカップルの間の子どもとして生まれたオプラは、極貧の幼少期を送ります。9歳のときに親戚にレイプされ、14歳で出産した子どもは未熟児で生後1週間で死亡しました。

そんなオプラが19歳のとき、テレビ・パーソナリティの職を得て、めきめきと実力を発揮します。トーク番組オプラ・ウィンフリー・ショーは黒人だけではなく白人にもヒスパニックにも全米の主婦の間で圧倒的な人気を誇ります。オプラのマイケル・ジャクソンへのインタビューは、インタビュー番組としては過去最高の視聴率を記録しています。

オプラは、オバマ大統領が選挙に出馬を決めたばかりの2006年に支持したことで、オバマ候補(当時)の知名度が一気に上がったと言われています。

 高い視聴率を誇った長寿番組は去年で終了。オプラは今年元旦から自らのチャンネルを立ち上げました。チャンネルの名前は、Oprah Winfrey Network(オプラ・ウィンフリー・ネットワーク)の頭文字をとってOWN。OWNはディスカバリー・コミュニケーションとの合弁会社です。初放送の元旦の視聴率はケーブル・チャンネル中3位で、予想以上の滑り出しでした。
 

昨日のコラムで書いたカリフォルニアのシュワ前知事、そしてオプラなどの成功者を知ったり、みたりするたびに「アメリカはスケールが大きいな」といつも思います。

[January 05, 2011] No 010324

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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