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2019/01/12お金持ちの掟:いまの時代の離婚

アマゾン・ドット・コムの創業者でCEOのジェフ・ベゾス氏が、25年連れ添ったマッケンジー夫人と離婚します。有名人の離婚がメディアを騒がすのはアメリカも日本も同じ。スキャンダルは、視聴者や読者が飛びつきやすい。ただ、他の離婚とベゾス夫妻が違うのは、世界を代表する経済・金融メディアも大きく報じたことです。

いくつか理由があります。まず、離婚がソーシャル・メディアで発表されたこと。トランプ大統領が多用しているツイッターで夫婦が発表しました。「私たちの人生で起こっていることをみんなに知ってほしい。家族や友人はすでに聞いていますが、離婚し、友人として関係を続けることを決めました」とツイートしました。ソーシャルメディア時代を象徴する離婚発表。

2つめの理由は、ベゾス氏が世界一の富豪だということです。ブルームバーグ・ビリオネア指数によりますと、ベゾス氏の個人資産額は1370億米ドル(約14兆8000億円)。フィンランドの1年間の国家予算に相当します。ちなみに富豪ランキングの2位はビル・ゲイツ氏、3位はウォーレン・バフェット氏です。

ベゾス夫妻の本宅があるアメリカのワシントン州では、離婚する場合の資産分割は50対50が一般的。単純計算すると、マッケンジー夫人は日本円に換算して7兆4000億円を受け取ることになります。富豪ランキングの4位に相当する額で、マッケンジー夫人が世界一の女性資産家になる可能性が高そうです。

金融メディアが最も注目しているのはベゾス氏が保有するアマゾン株の行方です。ベゾス氏はアマゾンの16.3%を保有する筆頭株主。中国での業績不振で株価を大幅に下げたアップルを追い抜き、アマゾンの時価総額は世界最大です。マッケンジー夫人がアマゾン株を大量保有することになれば、決議案に対する株主採決に影響を与える可能性があります。ウォールストリートジャーナルは、マッケンジー夫人がアマゾンに改革を迫ることもあり得ると伝えました。

[January 11, 2019] No 031844062




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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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