2分でわかるアメリカ

2010/12/24ヘッジファンドが使う意外な投資ツール


ロンドンに誕生した新しいヘッジファンドが注目を集めています。大きな収益を上げたからではなく、投資判断にツイッターを使うことを決めたからです。

ツイッターは2006年にアメリカで生まれた「つぶやき」サイトです。140文字以内で身の回りの出来事や感想を「つぶやく」というもので、オバマ大統領からスティーブ・ジョブズ、ハリウッドスターまで1億人が「つぶやいて」います。

このソーシャル・ネットワーク・メディアに関し、マンチェスター大学とインディアナ大学が10月に、ユニークな研究レポートを発表しました。「つぶやき」に使われた文字で感情の変化を読み取るというものです。

レポートを発表した研究者は、「つぶやき」分析を株式相場の変化に応用したところ、ダウ指数の動きを87.6%の確率で当てたそうです。これに注目したヘッジファンド、ダーウェント・キャピタルは、ツイッターを株式投資に利用することに決めたのです。来年の2月から2500億ポンドの資金を運用する計画です。

ただ問題は、ツイッターの人気が落ちてきている点です。日本のツイッター利用者は世界で2番目に多く人気が依然高いのですが、アメリカやヨーロッパではフェイスブックの方が人気です。ヘッジファンドの株式運用がうまく行くと、為替でも商品でも応用されるかもしれません。

ところで、明日24日(金)はクリスマスの振替祝日です。日本でクリスマスというと、なぜか「恋人たちの日」というイメージがありますが、欧米ではキリスト教徒が多いため、家族とゆっくり過ごす神聖な日です。クリスマスケーキなどというものは存在せず、家族でゆっくり家庭料理を楽しんだり、ギフトを交換します。

当コラムは明日(24日)お休みいたします。週明け27日(月)に再開します。メリー・クリスマス!

[December 23, 2010] No 010316

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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