2分でわかるアメリカ

2018/05/17米10年債利回りが4%に上がったら

米の長期金利の代表的指標である米10年債利回り。2011年以来の3.09%まで上昇しました。前日は嫌気して株式相場が下落しましたが、16日は反発しました。3%に近づいた2月の急落と比べ下げ幅は限定的でした。耐久力がついてきたのか。


ゴールドマン・サックスは、米10年債利回りは来年末までに3.6%に上昇すると予想しています。


一方、JPモルガン・アセットマネージメントのストラテジストは、「米10年債が3.5%に上昇しても、株価への影響はほとんどないだろう」と出演したCNBCにコメントしました。4%に上がると話は別。株価に多大な影響が出始めるとの見方を示しました。


デスティネーション・ウエルスマネジメントの創業者は、米10年債の利回りの上昇は急激ではないので、株価への影響は限定的だとコメントしました。経済成長が続く限り、金利上昇の株価への影響はほとんどないことを歴史が物語っているとしています。注視する必要があるが、いまは心配していないと述べました。


米10年債利回りに連動しているアメリカの住宅ローン金利が急上昇しています。歴史的にはまだ低水準ですが、さらに上昇すると不動産市場に影響する可能性があります。金利が上がると、政府や企業の資金調達コスト負担も重くなります。


16日の債券市場では、米30年債利回りも大幅に上昇しました。
 


[May 16, 2018]  No 031843898

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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