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2018/05/16ゴールドマン「米10年債利回り、もっと上がる」

トランプ大統領が主導した大型の税制改革。景気がさらに良くなるので、減税分が補填され財政赤字は増えないと国民に説明しました。


労働市場が堅調で、失業率は3.9%に低下。経済成長は歴代2位の長さ、最長記録の更新も視野に入りました。一方で、連邦議会の予算管理局は、2017年に6680億米ドルだった財政赤字が、2020年には1兆米ドルに到達するとの見通しを公表しました。


財政赤字が拡大する一方で、失業率が低下する。有事を除く第2次世界大戦以降になかったことで、非常に珍しいとゴールドマン・サックスが指摘しました。その上で、財政赤字の拡大が原因で金利は上昇すると予想しました。


CNBCによると、ゴールドマンは、政府の借金のコスト上昇が金利を押し上げるとみています。アメリカの長期金利の指標である米10年債利回りは現在3%近辺で推移していますが、2019年末までに3.6%に上昇すると予想。金利上昇の0.3 〜 0.6%は財政赤字の拡大を受けたものになりそうだとしています。


FRBの政策金利についてゴールドマンは、今年はあと2回(年内で3回)利上げ、2019年も3回の利上げがあると予想しています。今から2019年末までに政策金利の誘導目標が0.25%×5回、つまり1.25%上昇するとの予想です。


金利の上昇基調が鮮明です。15日の債券市場では、米10年債の利回りは一時3.08%まで上昇、2011年7月以来の高水準をつけました。ドイツの10年債利回りも上がりましたが、米独金利差は過去29年で最大に広がりました。米2年債の利回りも上昇。こちらは2008年以来の水準まで上がりました。少なくとも15日の取引では、ゴールドマンが予想した方向に動きました。


[May 15, 2018]  No 031843897

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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