2分でわかるアメリカ

2018/04/21異例の展開も、トランプ再選ない?

アメリカで異例の大統領が就任してから1年と4カ月。早くも2020年の次の大統領選に向けた動きが活発化しています。

抜群の知名度を背景に有利に選挙戦が進められる。1期目の大統領は、所属する政党からほぼフリーパスで候補者に選ばれるのが通常です。しかし、トランプ大統領の場合は、再選挙に関しても異例の展開になる可能性があります。知名度が抜群ながら、悪名も高いからです。支持率を40%程度に保っていますが、不支持率は過半数を超えています。

元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツネッガー氏、そして、オハイオ州のジョン・ケーシック知事が、2020年の大統領選の共和党の候補者を選ぶ予備選への立候補を検討。政治情報に特化したポリティコが報じました。2人は友人であり、共和党内で「アンチ・トランプ」のリーダー的存在。トランプ大統領が共和党から再出馬することを阻止しようとしているそうです。

特に、ケーシック知事は精力的に動いています。CNBCによりますと、ケーシック知事は共和党に大口の寄付をしている有力な支持者と会合を持ちました。今年11月の中間選挙で共和党が過半数を割る、もしくは、モラー特別検察官のロシア疑惑をめぐる捜査がトランプ大統領に及ぶことなどを条件に、ケーシック知事を支持すると表明したということです。

ケーシック知事は、2016年大統領選の共和党候補の最後の3人に残りました。トランプ氏やテッド・クルーズ上院議員ら極端な主張をする候補者が多い中、共感できない層の受け皿になりました。その記憶も新しく、知名度は低くありません。

トランプ大統領の耳には、当然ながらケーシック知事らの動きが入っています。中間選挙に勝つため、通商から外交まであらゆる人気取り政策に一段と傾く可能性があります。

[April 20, 2018]  No 031843884

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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