2分でわかるアメリカ

2018/04/19米朝極秘会談で関心それる

安倍首相が訪米し、トランプ大統領と会談しました。ホワイトハウス詰めの記者は会談場所のフロリダ州パームビーチに移動、トップニュースになるはずでしたが、ほとんど報じられませんでした。


17日夜のトップニュースは、ブッシュ(父)元大統領夫人のバーバラさんの死去。自身の健康状態が悪化していることを受け、治療断念を自ら決意したそうです。92歳でした。ケーブルTVのニュースチャンネルでは、過去の映像が延々と流されました。


もう一つ大きなニュースがありました。CIAのポンペオ長官が3月末から4月1日のイースター休暇に、北朝鮮を極秘訪問したというニュース。金正恩朝鮮労働党委員長と会談したとワシントンポストがスクープ。主要メディアが後追い報道しました。


トランプ大統領は18日朝、ツイッターで極秘会談を認めました。「会談は順調だった。良い関係がつくれた」とツイートしました。「首脳会談の詳細を現在詰めている。非核化は世界だけではなく、北朝鮮にとってもいいことだ」とつぶやきました。


トランプ大統領は、会談場所の候補が5箇所あることも明らかにしました。北朝鮮と韓国の国境にある非武装地帯、中国やロシアの国境近く、モンゴルのウランバートルが候補地になっているとみられています。永世中立のスイスやスウェーデンなども候補ではないかとの見方があります。


問題は、米朝首脳会談でトランプ大統領が成果をあげられるか。特に「非核化」の定義が米朝で異なると指摘されていて、どう克服するか。北朝鮮は、在韓米軍の撤収、日本と韓国をアメリカの核の傘から外すことを求める可能性があると専門家は予想しています。


フロリダの別荘で、トランプ大統領の隣に座る安倍首相の映像や写真が報じられました。ただ、北朝鮮をめぐる日本側の主張はアメリカではほとんど報じられません。安倍首相の存在感がいつになく薄く感じます。


[April 18, 2018]  No 031843882


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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