2分でわかるアメリカ

2018/04/14「マフィア」と「ゲス野郎」、醜すぎる非難の応酬

アメリカのトランプ大統領が去年5月に解任したジェームズ・コミーFBI長官。大統領に不都合なロシア疑惑の捜査を進めていたため解任されたとの憶測を呼び、当時話題になりました。そのFBI前長官が再び脚光を浴びています。

コミー氏が書いた回想録「A Higher Loyalty: Truth, Lies, and Leadership(高い忠誠心:真実と嘘とリーダーシップ)」が来週17日に全米で発売されます。アマゾンではすでにベストセラーになっています。主要メディアが発売前の回想録を入手、センセーショナルに報じました。

暴露本の中でコミー氏は、トランプ大統領が絶対的な忠誠を強要、忠誠心を基準に道徳や真実より組織を優先すると記しています。嘘ばかりをつき、「マフィアのボス」を連想させるとしています。

さらにコミー氏は、モスクワの高級ホテルでロシア人売春婦と乱痴気騒ぎを繰り返し、売春婦の1人がベッドの上で放尿する動画が存在するとした上で、トランプ大統領がひどく気にしていたことも暴露しました。メラニア夫人のことを心配し、無実を証明するよう迫られたとしています。

トランプ大統領は13日、ツイッターへの投稿で、「解任したことを誇らしく思う。ひどい仕事をした」と批判。「ジェームズ・コミーは正真正銘の嘘つき。ゲス野郎だ」と罵しりました。

トランプ大統領が絡む非難の応酬は驚きではありません。というより、予想された展開。相変わらず、子供に読ませられない「汚い言葉」を乱発しています。週末以降、コミー氏のインタビューを主要メディアが相次いで掲載、もしくは放映する予定。非難の応酬が激化しそうです。

カリフォルニアの公立校では、先生がトランプ大統領を激しく批判しています。極めて異例。「トランプ大統領の悪いところ」をまとめる宿題が出されることもあります。ただ、不思議なことがあります。トランプ大統領の支持率が低飛行ながら急落しないことです。

 [April 13, 2018]  No 031843879

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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