2分でわかるアメリカ

2018/04/05自販機で「ウォーター」売切れ

今週はプライベートで日本にいます。娘と2人。1人で滞在しているときと比べ、いくつか気がついたことがあります。


まず自動販売機。アメリカで育った娘はミネラルウォーターを大量に飲みます。欧米では子供の頃から水を大量に飲むよう教育されています。自販機で水のペットボトルを買う機会が多いのですが、売切れになっていることが何度もありました。コーヒー、ジュース、栄養ドリンクなど他の商品は売り切れていないため、定期的に補充されていることが伺えます。なぜか水だけは売り切れ。


訪日した外国人のほとんどがミネラルウォーターを買う影響ではないか。日本政府観光局(JNTO)の統計では、年間の訪日外国人数が3000万人に達するペースで増えています。イースターを挟んだ先週と今週はアメリカ人をはじめ欧米の観光客が目立って多い。もともと自販機でのミネラルウォーターの種類がコーヒーなどと比べ少ない。その上、アメリカ人らが家族全員分のペットボトルを買っているのですぐに売り切れてしまう、などと思いました。


もう一つ。高級店が事実上、免税ショップになっていることです。渋谷・原宿、銀座にあるルイヴィトンなどの高級店、アベイシングエイプなど高額のアパレル店では外国人が極端に多い。パスポートに6カ月以内の入国スタンプがあり、非居住者であることを証明すれば8%の消費税が免税になります。高級店でショッピングする際、「パスポートは?」と聞かれます。免税が前提になっています。


日本国内では、このところの円高に危機感を抱く人がいます。輸出依存の日本経済に打撃となると。しかし、欧米から訪日すると日本の物価が非常に安いと感じます。外国為替レートの影響が大きい。加えて、日本では20年にわたりデフレが続いた一方で、欧米では低いとはいえインフレが継続した影響も。円相場が90円程度まで上昇しない限り、日本の物価の安さは変わらないのではないかとさえ思えます。


[April 04, 2018]  No 031843873



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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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