2分でわかるアメリカ

2018/03/24ボルトン新補佐官、北朝鮮に厳しそう

アメリカのトランプ大統領が22日、ホワイトハウスで安全保障問題を担当するマクマスター補佐官を更迭。後任としてジョン・ボルトン元国連大使を指名しました。

ボルトン氏は保守強硬派。トランプ大統領が毎日視聴しているとされるフォックスニュースのコメンテーターとして知られています。テレビでの発言や過去の言動から、トランプ大統領と考えを共有していることがわかります。

現在のトランプ政権にとって最も重要な外交・安全保障の課題は北朝鮮問題。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との歴史的な首脳会談を5月に控えているからです。

ボルトン氏は先月、ウォールストリートジャーナルに寄稿し、北朝鮮の核開発はアメリカの脅威であるとして先に攻撃すべきだと主張しました。先制攻撃は完全に正当化されるとしています。

ボルトン氏はまた、オバマ政権時代に核合意したイランについて、イスラエルがイランを爆撃することを容認する考えを示しています。

2016年5月にオバマ前大統領が広島を訪問したことに関しては、「恥ずかしい謝罪だ」とコメントしたこともあります。ボルトン氏はロシアに対しても強硬派です。

ボルトン氏の起用は危険だとの見方が少なくありません。解任されたマクマスター氏も強硬派でしたが、バランスがあり、柔軟な側面がありました。対話重視のティラーソン国務長官が今月末に去り、強硬派のポンペイオ氏が後任につく予定。トランプ政権の外交・安全保障担当で穏健なのはマティス国防長官ひとりになりました。

[March 23, 2018]  No 031843865

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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