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2018/03/03トランプ政権、次はNAFTA撤退?

アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国による北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が今週はじめからメキシコシティで開かれています。去年始まった交渉は7回目。3月末から4月はじめに予定されるワシントンでの最終合意を目指しています。

しかし、合意するどころか、アメリカが撤退する可能性すらあるとの見方が出てきました。

トランプ大統領が1日、鉄鋼の輸入に25%、アルミニウムに10%の関税を課す輸入制限を発動する意向を示しました。来週、大統領令に署名する方針。詳細は不明ですが、様々な憶測を呼んでいます。

ゴールドマンサックスのチーフエコノミスト、ヤン・ハチウス氏は2日、CNBCに出演、過去最も強硬な輸入制限になりそうだとして、次の展開としてNAFTAから撤退する可能性が十分にあるとコメントしました。ただ、撤退が近い将来発表されないかもしれないとしています。

NAFTA再交渉で最も難航しているのが自動車生産の原産地ルール。自動車に使う鉄鋼に25%の関税を課し、アメリカ産の部品を増やすこともトランプ政権のねらいではないかとみられます。交渉に影響することが必至で、一段と不透明になる可能性があります。再交渉は5日まで開かれます。

IHS世界貿易地図によりますと、アメリカが鉄鋼を最も輸入しているのはカナダで全体の16%です。ブラジルが13%で続きます。3位は韓国、4位はメキシコです。政治的に中国が批判されることが少なくありませんが、アメリカの鉄鋼輸入のトップ10から外れています。

 [March 02, 2018]  No 031843850

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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