2分でわかるアメリカ

2018/02/15米中間選挙、共和党が善戦も

今年11月6日火曜日にアメリカの中間選挙が予定されています。連邦議会の上院議席の3分の1、そして下院の全議席が改選されます。中間選挙は、大統領の信任を問う争いとも位置付けられます。


去年1月にトランプ大統領が就任して以降、数々のスキャンダル、ホワイトハウスの混乱、独特の立ち振る舞い、異例の外交や通商政策が影響して、支持率は歴代最低水準で推移しています。与党の共和党は、上下両院で過半数の議席を持ちながらも、議会運営がうまくいっていません。政府機関が2度も閉鎖される事態になりました。


中間選挙では、共和党が過半数を割るのではないか。多くの専門家がそう予想しています。


ところが、ポリティコとモーニング・コンサルトが共同で実施した最新の世論調査で、共和党が支持率を伸ばしていることがわかりました。共和党の候補に投票すると答えた人が39%、民主党の38%を上回りました。決めていないと答えた人は23%いました。共和党支持が民主党支持を上回ったのは、過去1年で初めてです。


トランプ大統領の支持率も上がりました。大統領としての職務を支持すると答えた人が47%。支持しないと答えた人と並びました。


世論調査は、2月8日から12日の間、1985人の有権者を対象に実施されました。


現在の上院は共和党が51、民主党が49で僅差。下院は共和党238、民主党193で、共和党が優勢です。中間選挙で、共和党が過半数を失うと「ねじれ」になり、トランプ大統領の政策の実行が難しくなります。多くの世論調査が共和党の苦戦を示唆しているため、ポリティコの調査はトランプ大統領と共和党にとって朗報でした。景気の良さが背景とみられます。中間選挙に向け、トランプ政権が景気押し上げ政策の強化に動きそうです。


 [February 14, 2018]  No 031843839

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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