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2018/02/10どこまで?NYダウの最悪シナリオ

ニューヨーク株式マーケットが世界の注目を集めています。「トランプラリー」が突然崩れ、今週のパフォーマンスは9年ぶりの弱さ。アメリカを代表する30社で構成される株価指数ダウは、高値から約10%下がりました。調整領域入り。理論的には、高値から19%下がる可能性があり、それを超えるとベア(弱気)相場に入ることになります。

ダウはどこまで下がるのか。マーケットウォッチが著名な投資家の見方をまとめました。

もっとも悲観的なのはジム・ロジャース氏。1970年代にジョージ・ソロス氏とクォンタムファンドを運用した伝説の投資家です。債務がいたるところで膨らんでいて、2007年と2008年の54%安を上回ると考えているとコメントしました。ただ、タイミングはわからないとしています。ダウが高値の半値以下になるという超悲観的な見方。

ベア相場入りする20%安まではいかないとの予想がやや多いです。

バンクレート・ドットコムのアナリストは、15%下がるというは異常なことではないとみています。つまり、現在の水準からあと5%程度下がる可能性があると予想しています。エクセンシャル・ウェルス・アドバイザーズの投資責任者は、最悪シナリオの場合も高値から15〜18%安を想定しています。

チャート分析ではどうか。キプリンガーの投資エディターは、200日移動平均を超えて下がることが最悪シナリオだとコメントしました。ダウ1万8899にチャート上の強い下値支持線があるとしています。

1929年から1930年代にかけての大恐慌時代のダウの下落率は90%でした。ロジャース氏が指摘した2007年からの金融危機の際は54%安。歴史的にみると、ダウの下げはまだ限定的と言えます。今週の急落を「健全な調整」とみる投資家がいる一方、一段安予想も少なくありません。見通しが分かれていますが、不安定な展開が当面続くとの見方では一致しています。

[February 09, 2018]  No 031843836



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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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