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2018/02/06パウエルFRB議長、前途多難

アメリカの中央銀行にあたるFRBのジェローム・パウエル議長は5日、正式に就任しました。任期は2022年2月までの4年間。ワシントンのFRB本部で宣誓したパウエル議長は、「持続的な経済成長、健全な労働市場、物価の安定を金融政策の決定により支える」と決意を表明しました。


パウエル議長は前日の4日に65歳の誕生日を迎えました。政治と法律の専門家で、財務次官や投資銀行での勤務経験があります。ただ、エコノミストではありません。エコノミスト出身でないFRB議長は40年ぶりです。


エコノミストのジャネット・イエレン前議長は、有力なシンクタンクであるブルッキング研究所の特別研究員として5日から研究活動に入る予定。ブルッキング研究所には、イエレン前議長の前任者のベン・バーナンキ氏も所属しています。イエレン氏は退任の直前、メディアのインタビューで、再任されなかったことに落胆していると語りました。株式相場と不動産価格は高すぎるとの見方を示しました。


イエレン氏の4年間と比べ、パウエル議長の今後の4年間は課題が多いと指摘されています。ブルームバーグは、アメリカ経済の過熱や冷え込みを防ごうとする中で、困難に見舞われる可能性が高いと解説しました。株式マーケットがリスクに気がつきつつあるとしています。FRBは今年3回の利上げを予想していますが、利上げペースを早める場合、トランプ大統領がツイッターで批判するかもしれないと伝えました。


パウエル議長は2月下旬に議会証言を予定しています。それまでは公の場での発言予定はありません。パウエル議長がどう舵をとるか。しばらくは、投資家の思惑だけが広がりそうです。


 
[February 05, 2018]  No 031843832


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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