2分でわかるアメリカ

2018/02/025000万時間減ったFB利用

娘と高校の友人は数年前にフェイスブックのアカウントを閉じました。インスタグラムとスナップチャット、それに聞いたことがないソーシャルメディアは積極的に使っています。若い層でフェイブックを利用している人を誰も知りません。フェイスブックは、いまやシニア層のコミューティサイトになったと個人的に思います。


ニューヨーク株式マーケットの31日の取引時間終了後に発表されたフェイスブックの第4四半期決算は61%の増益。アナリストの予想を上回りました。年末商戦が重なる10-12月期は広告が増える傾向にあり、その恩恵を受けました。ただ、決算発表後、フェイスブック株が売られました。


アメリカとカナダのフェイスブック利用者が、四半期ベースで初めて減ったからです。前期比で70万人も減りました。「フェイクニュース」対策でコンテンツを変えた一時的影響とフェイスブックが説明していますが、若者離れが影響している可能性もありそうです。


ユーザーがフェイスブックを利用する時間も約5%減りました。時間に換算すると1日あたり5000万時間減った計算になると創業者のマーク・ザッカーバーグ氏が明らかにしました。


正直ピンときませんが、広告媒体としての価値が下がったことは明らかです。広告価格を引き上げる、もしくは広告枠を広げることが考えられます。ただ、グーグルなどとの競争が激しく、難しいのではないかと想像します。


ソーシャルメディアの巨人、フェイスブックは右肩上がりで成長しました。しかし、広告価値が高い若い層が離れ、アクティブな利用者が伸び悩む傾向が続けば、さらなる成長は望めません。曲がり角に来ているのはないか。そう思えます。


[February 01, 2018]  No 031843830


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.04.19 更新外為は通常で株は休場、わかりづらい祝日祝日は祝日。日本人なら誰でもそう思います。アメリカは違う。連邦政府が祝日に指定しているのに、地域によって休みにならないことがあります。逆に、連邦祝日ではないのに…
  • 2019.04.18 更新アメリカが報じない日米交渉日米両政府が15日と16日の2日間に渡ったワシントンでの閣僚級の貿易協議を終えました。農産物と自動車を含む物品貿易の議論を先行、データ貿易も交渉に含めることで一…
  • 2019.04.17 更新勝てるかも、米大統領候補の新星2016年11月の大統領選でトランプ大統領が大方の予想に反して勝利したのは、アメリカ人が「変化」を求めていたからではないか。個人的にそう思います。当時、民主党の…
  • 2019.04.16 更新中央銀行の独立性が危ない「トルコの中央銀行は完全に独立する必要がある」ギリシャ、ポルトガル、アイスランド、そしてウクライナへの金融支援で中心的な役割を担った国際通貨基金(IMF)のヨー…
  • 2019.04.13 更新日本人も、米国査証が取れない「本場、日本の味をNYで」。ニューヨークに駐在したことがある人らなら誰でも知る寿司レストラン「寿司田(すしでん)」のホームページにこう書かれていました。マンハッ…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ