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2018/01/30NAFTA再交渉、2019年まで続く?

アメリカとカナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉は、目標としていた3月末までに妥協できず、延長される可能性が出てきました。カナダのモントリオールで開かれた6回目の協議では、自動車の原産地規制や紛争解決メカニズムなど多くの争点で進展がほとんどありませんでした。


3カ国は当初、2017年末までの合意を目指していました。3カ月間延長されましたが、争点解決のメドが立ちません。


4月以降にずれ込むと、交渉は政治的に複雑になります。7月1日にメキシコの大統領選、11月6日にアメリカの中間選挙という重要な政治イベントを控えています。


ワシントンポストは、NAFTA再交渉は2019年まで続きそうだと解説しました。3カ国の通商代表らの話をもとにした記事です。


数年にわたる交渉を経て1992年12月に3カ国が署名したNAFTA。1994年1月に発行した協定は、22の章と自動車、金融、通信など7つの産業に関する補完書類からなる約2000ページに渡るものです。全てを見直す作業のため、時間がかかるのは当然と言えます。2019年までずれ込んだ場合も、合意に至る保証はありません。


アメリカのトランプ大統領は先日、NAFTAはひどい協定だと批判、破棄する可能性を示唆しました。30日夜に予定されている一般教書演説でNAFTAについてどう言及するかが焦点の一つになっています。


トランプ大統領は就任1年目で大型減税を盛り込んだ税制改革を成立させました。2年目の今年は、中間選挙もあるため、通商政策で成果をあげたいと考えているとみられます。NAFTAがダメなら他の国で。対米貿易黒字が大きい日本に「トバッチリ」が及ぶかもしれません。


[January 29, 2018]  No 031843827

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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