2分でわかるアメリカ

2018/01/13ひどすぎる、トランプ大統領の暴言

トランプ大統領の暴言でワシントンがざわついています。主要メディアではトップニュースに。

トランプ大統領は11日、ホワイトハウスで移民制度について与野党の議員と意見を交換しました。この席でトランプ大統領は、カリブ海のハイチやエルサルバドル、アフリカ諸国などを「shithole countries」と表現しました。

「shithole countries」について、朝日新聞とNHKは「不潔な国」、日経新聞は「肥だめの国」、産経新聞は「くそったれ国家」と訳して伝えました。侮辱、中傷するスラングであり、いずれの表現も正しいと思います。アメリカの紙媒体はそのまま表記、テレビは放送禁止用語らしく一部にマスクをかけました。

トランプ大統領は12日のツィッターへの投稿で発言を否定しました。しかし、第一報が伝えられた直後のホワイトハウスの反応や、否定までに時間がかかったことを考えると、事実だった可能性が高そうです。

会議に出席した民主党のダービン上院議員は、トランプ大統領が「shithole countries」という表現を繰り返し使ったとメディアに語りました。「道徳観がなく、人種差別的な発言だった」とコメントしました。

トランプ大統領は10日、ノルウェーのソルベルグ首相と会談しました。記憶が新しいからか、議員らとの移民をめぐる会議の中で、「北欧のノルウェーのような国からもっと移民を受け入れるべきだ」と述べたとも伝えられました。

ヒスパニックや黒人の国はダメ。白人が多い国は大歓迎。トランプ大統領にとって、メラニア夫人が生まれたスロベニアは白人国家だから問題ないということでしょうか。長女のイヴァンカさんのお母さんは白人国家の旧チェコスロバキアからの移民です。

アメリカ東部時間15日はアフリカ系アメリカ人の公民権運動家のマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの生誕を祝う休日。お休みし、16日火曜日(日本時間の17日朝)に再開します。

[January 12, 2018]  No 031843817




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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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