2分でわかるアメリカ

2010/11/20聞いて驚くオバマ大統領の旅費


突然ですが、クイズです。オバマ大統領が先週末までインド、インドネシア、韓国、そして日本を歴訪しましたが、旅費は全部で、おいくらだったでしょう。日数は10日間です。

答えは「20億ドル(約1660億円)」です。1日あたり2億ドル日本円で約166億円です。

オバマ大統領の旅費が桁外れに高いと最初に指摘したのはCNNです。夜のメインキャスターであるアンダーソン・クーパー氏が取り上げました。それによりますと、最初の訪問国のインドには2000人が同行大統領は最高級ホテルの部屋を870部屋押さえました

クーパー氏によりますと、アフガニスタンで米軍のオペレーションの1日あたりの費用は1.9億ドルでオバマ大統領の旅費の1日分とほぼ同じ、クリントン元大統領が12年前にアフリカを歴訪した際の費用は、1日あたり520万ドル、38分の1でした。

クーパー氏の番組は、当然ですが、大きな反響を呼びました。各メディアが取り上げ、ネット上でも大きな話題を集めました。著名なジャーナリストであるトーマス・フリードマン氏は、ニューヨーク・タイムズのコラムで「政府は否定するものの正確な数字は公表しない」とした上で、クーパー氏のように多くの人が政府の謎を公表して欲しいとしています。

「チェンジ」(変革)を訴え当選したオバマ大統領は、就任以来、景気をテコ入れするため巨額の財政出動を実施しました。しかし、効果は薄く中間選挙で大敗しました。国民は、「小さい政府」、つまりお金をあまり使わない政府を主張する共和党を選んだのです。

ホワイトハウスは、コストを削減するためのアイデアを全ての連邦政府職員から募集しました。3つのアイデアが最終選考に残りましたが、削減出来る経費は20億ドル以下だと思われます。つまり、削減額を大統領が10日で使ってしまうのです。僕もアメリカの納税者として「もっと議論を」というフリードマン氏に賛成です。  

[November 19, 2010] No 010293

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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