2分でわかるアメリカ

2018/01/06爆弾低気圧でイグアナ落ちる

新年早々、アメリカの主要なメディアで「爆弾」という単語が頻繁に使われています。CNNは、ホワイトハウスの内幕を描いたジャーナリストの新著を「bombshell book(爆弾本)」と呼びました。バノン前首席戦略官の問題発言がトランプ大統領にとって爆弾のような存在だということです。

「bomb cyclone(爆弾低気圧)」を主要メディアが元旦から大きく続報しています。聞きなれない言葉ですが、暴風、高波、大雪をもたらす急速に発達した低気圧を指します。日本の気象庁は「爆弾」という用語が不適切という理由で気象用語としては使用せず、「急速に発達する低気圧」と表現しているそうです。コトバンクのサイトに、ブリタニカ国際大百科事典の解説として書かれていました。アメリカでは幅広く使われています。

爆弾低気圧がアメリカ東海岸を襲いました。ニューヨークは摂氏マイナス10度。暴風雪で5000便以上のフライトが欠航しました。ボストンは氷点下12度で都市機能が麻痺。今夜から6日にかけて暴風雪はおさまるとの予報ですが、気温は氷点下20度程度に下がる見込みです。歴史的な寒さ。

トランプ大統領が頻繁に利用するゴルフリゾートがあるフロリダのパームビーチのジャーナリストは、イグアナが凍りついて木から落ちた写真をツイッターに投稿。話題を集めました。イグアナは気温が摂氏10度を下回ると体の機能が低下、4度を下回ると血液の循環が止まるとワシントンポストが解説しました。

さらにもうひとつ。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が今週、「nuclear bomb(核爆弾)」が投下された場合の対応を公開、注意喚起しました。被爆量を減らすため、少なくとも24時間は核シェルターで過ごすべきだとしています。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の「アメリカが射程内」とする新年の発言を受けたものです。

北朝鮮をめぐっては、新年に大きな動きがありました。南北当局者会談が再開されることが決定。北朝鮮の真意が読み切れず、アメリカなどが警戒しています。9日に予定される南北会談に世界が注目しています。

 [January 05, 2018]  No 031843812




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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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