2分でわかるアメリカ

2017/12/27アルゴリズムで急落したユーロ相場

道がガラガラでした。高速道路も一般道も。歩いている人もいない。25日のロサンゼルス。欧米のクリスマスは、日本の正月のように静かです。


25日は株式も債券も商品取引もお休み。外国為替マーケットは一部で取引がありました。閑散取引の中、一時大きく振れました。


ニューヨーク時間のクリスマスの朝早く。ユーロの対米ドル相場が、わずか数分で約3%下落しました。突然のことでした。


ユーロ売りにつながったとみられる材料はありません。冬物の洋服が3%下がっても誰も驚きませんが、主要通貨が3%値を下げるというのは極めて異例。例えば、円相場が113円から109円台に突然下がったら大変なことになります。


最初に伝えたのはゼロヘッジ。金融関連情報のブログです。ユーロの突然の下げはコンピュータを駆使した取引が引き起こした可能性があると大きく伝えました。ユーロはその後買い戻され、先週末とほぼ同じ水準に戻りました。


ブルームバーグは、世界のトレーダーのほとんどが休暇に入る中で、ユーロ相場はアルゴリズム取引に翻弄されたようだと解説しました。


年末が迫り、2018年の株式相場や外国相場の予想がいたるところで出ています。見方に強弱感はありますが、新年のリスクとして、北朝鮮やイランなど地政学リスクと合わせ、アルゴリズムを駆使したコンピュータ取引を混乱要因に挙げるアナリストが少なくありません。


 
 [December 26, 2017]  No 031843806

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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