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2017/12/08「びっくり予想」のストラテジスト、ダウの10%調整近い

モルガンスタンレーの元ストラテジストで、現在ブラックストーンの富裕層部門の副会長のバイロン・ウィーン氏。1986年から毎年発表している「Ten Surprises(びっくり10大予想)」が有名です。


「ウォール街のレジェンド」とも言えるウィーン氏が、ニューヨーク株式マーケットの代表的な指標であるダウが、年内にも2400ポイント下がる可能性があると警告しています。


ウィーン氏は、7日に出演したCNBCで、トランプ氏が大統領選で勝利して以降、株価が一本調子で上昇したとした上で、10%の調整がいつあってもおかしくないとコメントしました。年内に大幅下落する確率が50%あるとしています。


大幅調整のきっかけについては、北朝鮮との衝突などの地政学リスクをあげ、上昇基調自体が突然停止することもありうるとの見方を示しました。


来年の株式相場についてウィーン氏は、マーケットが2018年の上昇分を先取りしているとして、来年末は現在とほぼ同じ水準に落ち着くと予想しました。


ウィーン氏の2017年の「びっくり予想」の成績は良くありませんでした。いま振り返ると、1米ドル=130円などとした外国為替見通し、インフレ率が3%に向かうとしたアメリカ経済の見通し、さらに、トランプ大統領が極端な立場から距離を置くとした予想など、ほとんどが外れています。


ただ、ウィーン氏は過去に相場を的中させたことが何度もあり、依然として発言が注目されています。


 
[December 07, 2017]  No 031843794

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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