2分でわかるアメリカ

2010/03/19ネットテレビ元年


我が家では、半年前からWiFi(無線のインターネット接続)が進みました。コンピュータ、プリンター、iPhone(アイフォン)、それにブルーレイディスク・プレイヤーがつながっています。ブルーレイディスク・プレイヤーは、DVDを普通郵便で自宅に届けるビジネスで急成長したNetflix(ネットフリックス)のアプリケーションが組み込まれていて、テレビ番組や映画を月800円ほどの一定料金で見放題です。ユーチューブ(Youtube)も楽しめます。しかも高画質、ストリーミングも5秒以内です。娘は、毎日、利用しています。

Netflixは、セットトップボックスのメーカーであるRoku(ロク)と組みサービスをはじめ、韓国のサムスンLGも直ぐに高性能な対応機を発売しました。遅れて、ソニーも対応機を出したのですが、ちょっと遅かったようです。そのソニーは、今度はグーグルインテルと組み、ネット対応テレビのプロジェクトに参加しているようです。



40インチは3万円、50インチは9万円。アメリカでは、液晶テレビの価格破壊が日本以上に進んでいます。ソニーは、グーグルと組むことでテレビの売り上げを伸ばしたいと考えていると思いますが、そう簡単にはいかないように思います。
グーグルが中心となっているプロジェクトは、衛星テレビのディッシュネットワークでまず導入されるとみられ普及が限定的であること。さらにタイムワーナーなどのケーブル会社が番組の検索サービスを既に導入していること。さらにグーグルは、オープンソースつまり誰でも利用出来るもので、サムスンなども直ぐ対応機を出すと見られるからです。

インターネットに対応するテレビサービスは、グーグルの他、アップルマイクロソフトシスコ・システムズモトローラといった有力企業も参入する見込みです。パナソニックなどは、スカイプと組むサービスをはじめます。競争が過熱し、価格が安く、便利になることは大歓迎です。何年か後に、2010年はネット対応テレビ元年と呼ばれるかもしれませんね。

[March 18, 2010] No 01014

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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