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2017/12/01ティラーソン長官更迭のうわさ

ホワイトハウスはティラーソン国務長官を解任し、後任にポンペオCIA長官の起用を検討している。ニューヨークタイムズが30日報じました。2、3週間中、もしくは年内にも決まる可能性があるとしています。


エクソンモービルに40年勤めたティラーソン氏が国務長官に指名された際は大きな話題を集めました。ビジネス出身のトランプ大統領が、政治、政府機関、軍の経験がないCEOを雇ったと。


しかし、トランプ大統領とティラーソン国務長官は馬が合いませんでした。対北朝鮮政策、イランの核合意をめぐる考え、中東問題など幅広い外交政策で意見が対立。ティラーソン国務長官は私的な会合で大統領を「moron(まぬけ)」と呼びました。トランプ大統領は、北朝鮮との対話を優先するとのティラーソン国務長官の主張を「wasting his time(時間のムダ)」と批判しました。


ティラーソン国務長官をめぐっては、今年5月頃から辞任の噂が絶えませんでした。一方で、世界的な大企業のCEOを辞めてまで受けた国務長官職を少なくとも年末まで続けたいのではないか、とも噂されました。ニューヨークタイムズは、ティラーソン国務長官は過去120年で最短の国務長官になる可能性があるとしています。


後任候補として名前があがったポンペオ氏は下院議員出身。保守強硬派のティーパーティの運動家として知られています。同時に、トランプ大統領に最も忠実な閣僚としても有名。CIA長官の後任候補には、共和党のコットン上院議員の名前があがっています。コットン氏もトランプ大統領の強い支持者です。


国務長官の人事を主導しているとされるホワイトハウスのケリー首席補佐官は、ティラーソン国務長官の更迭をめぐる報道を否定しました。ただ、火のないところに煙は立たぬ。ティラーソン国務長官の去就をめぐる噂は広がるばかり。仮に、更迭、あるいは辞任した場合は、対北朝鮮政策を含め、トランプ政権の外交政策が一段と強硬になる可能性がありそうです。


[November 30, 2017]  No 031843789

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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