2分でわかるアメリカ

2017/11/222018年のNY株、ゴールドマン「合理的活況」へ

サンクスギビングデー(感謝祭)を控え、アメリカではホリデームードが強まりつつあります。ウォール街では、来年の予想が出始めました。

去年11月の選挙で異色の大統領が誕生して以降、ニューヨーク株式マーケットでは、記録的な上昇基調が続いています。2018年はどうか。

CNBCによりますと、ゴールドマンサックスは、上昇の勢いが継続すると予想しました。ゴールドマンサックスのエコノミストは先週、来年の世界経済に楽観的な見方を示しています。

ゴールドマンサックスの株式ストラテジストのデビッド・コスティン氏は、S&P500が来年2850まで上昇すると予想しました。現在の水準から約10%上がるとの見方。ただし、議会が税制改革法案を可決するという条件つき。議会が法案成立に失敗した場合は、5%下がると予想しました。

セクター(業種)別では、工業株と金融株が強く、今年のブル(強気)相場をけん引したIT関連株はそれほど強くないだろうとしています。

歴史的な平均を上回るペースのアメリカと世界経済の成長見通し、ゆるやかな金利上昇、そして来年初めまでに成立するとみられる法人税減税の効果の組み合わせで、ニューヨーク株式マーケットは「rational exuberance(合理的な活況)」になるとコメントしました。

1990年代後半にFRBのグリーンズパン議長(当時)が演説で「irrational exuberance(根拠なき熱狂)」という言葉を使い、話題になりました。ゴールドマンのストラテジストは、ドットコムバブルの1990年代と異なり、株高は「根拠があり合理的」だとみています。

 [November 21, 2017]  No 031843783

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.02.16 更新トランプ非常事態宣言、次に起こることアメリカのトランプ大統領が15日、ホワイトハウスで記者会見し、メキシコとの国境に壁を建設するため、非常事態を宣言しました。壁があれば、麻薬ディーラーやギャングの…
  • 2019.02.15 更新アメリカが買わないA380ANAがエアバスA380の就航に合わせてハワイ便を刷新する計画です。ハワイ路線で初めてファーストクラスを導入、5月24日に成田ホノルル便が就航します。8席しかな…
  • 2019.02.14 更新トランプ大統領、アカデミー賞みる?メキシコとの国境の警備を強化するための予算案で、与野党が11日までに原則合意しました。14日に上下両院が採決し、可決する方向。法案がホワイトハウスに送られること…
  • 2019.02.13 更新現金ポジション膨らむ、両極端な見方ファンドマネジャーを対象にしたバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの最新の調査で、キャッシュ・ポジションが、2009年1月以降、つまり過去10年で最大規模になっ…
  • 2019.02.12 更新エルパソ対決、物理的壁とバーチャル壁連邦議会の超党派17人で構成される特別委員会が週末、政府機関が再び一部閉鎖することを回避するため、メキシコ国境の警備強化と不法移民問題について協議しました。妥協…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ