2分でわかるアメリカ

2017/11/11「独身の日」と「ブラックフライデー」

11月11日は独身を意味する1(シングル)が並ぶことから、中国では「独身の日」と呼ばれています。アメリカでは「シングルデー」。

中国最大の電子商取引アリババは、「独身の日」にちなんだ大規模な割引セールを2009年以降実施しています。中国の国民的なイベントに成長、去年の売上高は日本円に換算して約2兆円に達しました。アメリカの去年の「ブラックフライデー」は約1兆4500億円。それを大幅に上回る規模です。

モメンタムが失われつつある」。アメリカのウォールストリートジャーナルが、アリババの大イベントをこう伝えました。類似したイベントが相次ぎ、商品発送の遅さへの苦情などが多いことなどで、「独身の日」に疲労感があると解説しました。

今年のアメリカの「ブラックフライデー」は今月24日。アリババ1社が主催する中国と異なり、アメリカはほとんどのメーカー、小売店が大規模なセールを実施します。衣料品から自動車、航空券まで。さらに27日は「サイバーマンデー」と呼ばれ、ネット通販各社が大幅な値引きを予定しています。

ウォールストリートジャーナルが中国のイベントの疲労感を伝えましたが、個人的には、アメリカも同様だと思います。小売最大手のウォルマートや家電量販店のベストバイなどが早くも「ブラックフライデー」の目玉商品を宣伝していますが、新鮮味がありません。値引きが日常化しているからだと思います。

ちなみに11月11日は、アメリカのベテランズデー(退役軍人の日)です。テレビでは小売大手が「ベテランズデー・セール」を派手に宣伝しています。

[November 10, 2017]  No 031843776

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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