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2017/11/10株価動かすトランプの未曾有のパワー

アメリカのトランプ大統領が選挙で歴史的勝利をおさめてから丸1年。ニューヨーク株式相場は上昇を続けました。9日の取引では税制改革案をめぐり売られましたが、 過去最高値近くであることに変わりありません。


ヤフーファイナンスのまとめでは、トランプ大統領が就任以降の250取引日におけるS&P500の上昇率は21.2%に達しました。歴代で3番目。過去最大はケネディ大統領で26.5%上昇、ブッシュ(父)大統領の22.7%が続きます。


一方、過去最低はブッシュ(息子)大統領でマイナス21.8%、続いてカーター大統領のマイナス10.2%。オバマ前大統領は3.7%の上昇でした。


CNBCは、トランプ大統領には株価を動かす力があると伝えました。歴代大統領の誰とも違う特別な力。ツイッターへの投稿で、株価を動かす未曾有のパワーを持っているとしています。


例えば、娘のイバンカさんのブランドの取り扱いを中止したことを「不公平でひどい」とトランプ大統領がツイートしたことを受け、高級デパートのノードストロームの株価が急落しました。ボーイングが受注した大統領専用機エアフォースワンのコストが「高すぎる」とつぶやいたことで、ボーイング株が売られました。


その一方で、「政策のコアはアメリカの雇用の創出だ」とツイートした際は、期待感から株価全体が上昇しました。


CNBCの分析では、トランプ大統領がポジティブな投稿をした場合は株価が1.1%超上昇。反対に、ネガティブなツイートの場合は、株価が平均で1.2%下落しました。


CNBCは、ツイート直後に株価が大きく動くものの、いずれの場合も短期で効果が薄れるとしています。


トランプ大統領の支持率は、歴代で最低水準に低下しました。ただ、株価を動かすパワーは依然として維持しているとみられます。株式マーケットはサプライズに敏感。予測不能のトランプ大統領が今後も株価を動かしそうです。


 
[November 09, 2017]  No 031843775

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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