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2017/11/08「米商務長官がビリオネアは嘘」

ビリオネアとして知られるアメリカのウィルバー・ロス長官の周辺が騒がしくなっています。


国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が5日開示した「パラダイス文書」によると、ロス長官が保有するタックスヘーブンの複数のファンドが、ロシアのプーチン大統領と関係が深い海運会社「ナビゲーター」に投資していました。


その後の報道で、ロス長官が海運会社の役員を兼職していたこともわかりました。ロス長官は「不適切なものではない」と反論しましたが、ロシア疑惑が関心を集める中、批判は免れないとみられます。


一方、フォーブスは、ロス長官が嘘をついていたと伝えました。個人資産額を過大評価、ビリオネアではなかったとしています。ビリオネアとは資産がUS$1ビリオン(10億米ドル=約1140億円)を超える個人を指します。


どういうことか。2004年以降、ロス氏の個人資産は20億米ドル(約2280億円)を超え、フォーブスのビリオネア・リストの常連でした。1年前は29億米ドル(約3306億円)。しかし、フォーブスの最新号ではロス氏の個人資産が急減、7億ドル(約798億円)を下回りました。わずか1年で個人資産が22億米ドル(約2508億円)減ったことになります。


トランプ大統領がロス氏を商務長官に指名後、突然減ったとフォーブスが伝えました。依然として富豪であることに変わりはありませんが、商務長官になった途端、資産額が4分の1以下になるというのはあまりにも不自然。ロシア疑惑と並び、多くの憶測を呼んでいます。79歳と高齢のロス商務長官。説明責任が問われています。


[November 07, 2017]  No 031843773


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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