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2017/10/20トランプ氏、ブラックマンデーの予想的中?

ちょうど30年前の1987年10月19日。ニューヨーク株式相場が暴落しました。下落率は22%。世界大恐慌を超える下げ幅でした。月曜日だったため、「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」と呼ばれました。いまのダウで換算すると約5000ポイント下げた計算。その大きさに驚きます。「ブラックマンデー」以降、ダウは1232%上昇しました。これも凄い。

ニューヨーク株式相場の上昇基調が続いています。去年11月の大統領選をきっかけに上げが加速、5%を超す調整のないブル(強気)相場の期間は記録的な長さになっています。

30周年を意識したのか、19日のニューヨーク株式マーケットでは売りが先行しました。ただ、相場が崩れる展開ではありません。静かです。前日の大幅上昇を受け、利益確定の売りが増えたと指摘されました。

「ブラックマンデー」は再び起こるのか。ウォール街の見方は二分しています。30年前と比べ、マーケット自体や金融機関のシステムが整備され、規制が強化されたため、あのような事態はもうないと主張する専門家がいます。多少の調整やベア(弱気)相場への転換はあるが、暴落はないとの見方です。

反面、30年前よりコンピュータや最新のソフトウエアを駆使した超高速取引が普及したため、ちょっとしたきっかけで株価が想定以上に下げる可能性があると警告する専門家もいます。

いずれにせよ、「ブラックマンデー」から30年という節目のきょう、最高値を更新し続ける株式の高めのバリュエーションが意識されたことは確かです。

ところで、トランプ大統領が30年前の「ブラックマンデー」のタイミングを予想していたことがわかりました。株価暴落の翌日の1987年10月20日付のウォールストリートジャーナルに、トランプ氏が「すべての持株を1カ月前に売却した」とコメントしていました。当時41歳。不動産事業を拡大していた時期でした。

ただ、「ブラックマンデー」前に本当にトランプ氏が全株式を売却したのか。ウォールストリートジャーナルは確認していません。まさかとは思いますが、「フェイクニュースではないか」と一瞬思ってしまいました。

 [October 19, 2017]  No 031843761

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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