2分でわかるアメリカ

2017/10/10米大統領と与党重鎮の壮絶バトル

10月第2月曜日はコロンブスデー。アメリカの連邦祝日です。


アメリカでは、1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見した日を記念して1934年以降に連邦祝日に指定されました。しかし「コロンブスが先住民の地を侵略した日だ」などとして、祝日にしない州が増えました。自由なアメリカらしい話です。ニューヨーク債券市場はお休みですが、株式市場や商品市場はオープンしています。カリフォルニアは州の公式休日ですが、学校や企業は通常通り。中途半端な祝日です。


ニュースメディアも祝日とは思えない充実ぶりです。祝日や週末は企画モノや海外報道が多いのですが、国内政治から経済、社会ニュースまで平日と変わらない報道です。編集者と記者は通常勤務のようです。大きく報じられたのはトランプ大統領とコーカー上院議員による「ツイッター戦争」です。


コーカー氏は、テネシー州選出の上院議員。上院外交委員会の委員長をつとめる与党・共和党の重鎮です。ニューヨークタイムズとのインタビューで、トランプ氏の外交は茶番で「第3次世界大戦を起こしかねない」と警告しました。


トランプ大統領はすぐに反撃。コーカー氏が来年の選挙で再選を目指さないことに関して「立候補する勇気がない」などと立て続けにこき下ろしました。


これに対しコーカー氏は「ホワイトハウスが大人の保育所になっている。きょうも誰かが欠勤している」などとツイッターで批判しました。コーカー氏は「共和党議員の多くがトランプ氏は狂人だと思っている」などとも言っています。


コーカー氏は共和党に強い影響力を持っています。トランプ大統領の重要政策である税制改革には、身内の共和党の協力が欠かせません。ここまで関係を悪化させて大丈夫なのでしょうか。2人のツイートを読みながらそう思いました。


 
[October 09, 2017]  No 031843753


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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