2分でわかるアメリカ

2017/10/07北朝鮮が攻撃したら、日本首都圏どうなる

アメリカのトランプ大統領が5日午後、ホワイトハウスで軍幹部との会合を開きました。アメリカや同盟国を脅かすことは許さない、必要があれば軍事行動を辞さないと警告しました。その後さらに、「たぶん、嵐の前の静けさだ」と謎めいた言葉を発しました。

発言の意図はわかりません。オバマ前政権時代の核合意に疑問を持つイランを意味したものか。北朝鮮か。それとも両方か。

こうした中、北朝鮮の核・ミサイルの開発を分析しているアメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究グループ「38ノース」が、北朝鮮が核爆弾で攻撃した場合のシナリオを報告書にまとめました。

報告書は、アメリカ軍が北朝鮮の核兵器施設を攻撃、北朝鮮が報復行動に踏み切ることを想定しています。それによりますと、北朝鮮が保有する20〜25の核弾頭を搭載したミサイルを発射。核爆弾の威力は、広島原爆とほぼ同等の15キロトンから250キロトンと推定。爆弾が目標上空で爆発した場合、韓国のソウルと日本の東京・横浜の死者数が合わせて380万人にのぼる可能性があると分析しました。それぞれの首都圏で770万人のけが人が出ると予想しました。

また、報告書は、北朝鮮のほとんどの核兵器は信頼性が低いと指摘しました。北朝鮮が攻撃した場合、韓国はアメリカが開発した弾道弾迎撃ミサイルシステム(THAAD)を使用。日本はイージス弾道ミサイル防衛システムを使うだろうとしています。

ロシアの通信社RIAは、北朝鮮訪問から6日に帰国したロシア下院の議員3人が、「北朝鮮が長距離ミサイル発射の準備をしている」と話していると伝えました。トランプ政権が北朝鮮の動向をどう分析しているか気になります。


 [October 06, 2017]  No 031843752

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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