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2017/10/04ウォール街割れる、ビットコイン対応

ローラーコースター(ジェットコースター)相場。仮想通貨ビットコインの今年の相場展開を一言で表現すればこうなります。

年初に1000米ドル未満だったビットコインの価格は、一時5000米ドルを超えました。しかし、分裂騒動で軟化。中国が9月に仮想通貨の取引所を閉鎖したことを受け、2000米ドル近辺まで急落しました。その後買い戻され、3日の取引では4300米ドルを超えました。CNBCによりますと、年末までに6000米ドルまで上昇するとの強気な見方があります。ただ、非常に不安定という指摘も少なくありません。

中央銀行が関与しない非伝統的なビットコインには賛否両論があります。JPモルガン・チェースのダイモンCEOが「ビットコインは詐欺。悲惨な終わりを迎えるだろう」と発言、話題になりました。日本語でいう「ネズミ講」のようなスキームだという著名な投資家もいます。

一方、ゴールドマン・サックスは、ビットコインを含めた仮想通貨を取引する専門部署を立ち上げる方針です。一部報道を受け、「デジタル通貨への顧客の関心が高く、最善の策を検討している」とする公式声明まで出しました。最終的にどうなるかわかりませんが、前向きに検討していることは間違いなさそう。ゴールドマン・サックスは、ウォール街の主要な銀行の中で唯一、ビットコインの価格上昇に関してアナリストレポートを出しています。

ビットコインのファンドも増えています。ヘッジファンドのフォートレス・インベストメントが仮想通貨への投資に特化した大型ファンドを近く組成すると伝えられました。リサーチ会社のオートノマス・ネクストによりますと、現在約75の仮想通貨ファンドがあります。

ビットコインは、中国と日本が取引のほとんどを占めるとされています。中国の規制強化で日本にシフトしているとも報じられました。今後、欧米の投資家が本格的に取引に参加するは不明。ただ、ウォール街が無視できない存在になっていることは事実です。


[October 03, 2017]  No 031843749

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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