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2017/09/30歴史的に不安定な10月相場

1987年10月19日。ニューヨーク株式相場が暴落、ブラックマンデー(暗黒の月曜日)と呼ばれました。ダウの終値は前日比で22.6%下げました。世界恐慌のきっかけとなった1929年10月24日のブラックサーズデー(暗黒の木曜日)の下落率を上回りました。

1987年を除いても、10月は1年で最も変動率が大きい月です。マーケットウォッチによりますと、10月の1日あたり平均変動率は1.4%超で断トツの1位。ちなみに2番目に変動が大きいのは11月で平均変動率は1.2%、3番目は9月です。

株価は依然として過去最高値水準で推移しています。「いつか大きい調整がある」と警戒する見方が年初から何度も出ましたが、大きく崩れることはありませんでした。少なくとも9月末までは。

歴史を繰り返し、ニューヨーク株式相場は荒れるのか。引き続き警戒する投資家がいますが、ウォール街全体ではブル(強気)な見方が優勢です。トランプ大統領の経済政策の柱である税制改革への期待感が大きい。

JPモルガン・プライベートバンクのストラテジストは、CNBCに出演、株価が上昇を続けるとの見方を示しました。「経済が勢いを増している。決算シーズンに入るが、強い業績が期待できる」と述べました。その上で、経済成長が本当に減速、もしくはインフレ率がヒートアップするまでは、下がった局面では買いを勧めたいとしています。

チャートの専門家も株価が上昇するとみています。トレーディング・アナリシスの創業者は、エリオット波動はS&P500が現在より約20%高い3000まで上昇することを示唆していると話しています。ただ、3000に到達した後、1800まで暴落するだろうと予想しました。ピークから40%下がるとの見通し。CNBCは、伝統的な投資セオリーが、大幅上昇後に暴落すると予言していると伝えました。

10月に変動率が高くなるのは、11月が決算月のヘッジファンドの解約に関する「45日ルール」を背景に、ポートフォリオを調整する「化粧売り」をするためだと指摘されています。また、個人投資家の節税目的の売りも影響しているとされています。来週から10月相場が始まります。ニューヨークの株価は米ドル相場にも影響します。注目です。

 


[September 29, 2017]  No 031843747


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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