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2017/09/19トランプ外交、北朝鮮問題を重視するか

今週は外交ウィーク。ニューヨークの国連本部で開かれる年次総会に世界各国の首脳が出席します。並行して、首脳会談が幅広く行われます。

日本の報道をみると、今年の国連総会は北朝鮮問題を中心に話し合う、国連総会の最大テーマだ、との印象を受けます。確かに安保理決議を無視する北朝鮮の問題は注目を集めていますが、国連改革、イランの核問題、テロ対策、地球温暖化対策、人権問題などを含めた多くの課題の一つにすぎません。

今週は、アメリカのトランプ大統領にとって国連デビューの週になります。総会初日の18日には早速、国連改革の重要性を訴えました。「国連は官僚主義と運営ミスで能力を発揮できなかった」として、効率的で透明性の高い組織への改革を求めました。19日には国連総会で初めて演説しますが、国連改革が演説の柱になるとみられます。

北朝鮮問題で世界の注目が集まるのは、21日木曜日(日本時間の22日)になりそうです。トランプ大統領が、安倍首相と韓国の文大統領をランチに招いて、北朝鮮への対応で意見を交換します。

選択肢が軍事行動以外になくなりつつあると指摘される中、北朝鮮の金正恩委員長を「ロケットマン」と呼んだトランプ大統領がどう発言するかが注目です。トランプ大統領は内外で嫌われていますが、「安倍首相はトランプ大統領に頼る以外に選択肢がない」との見方もあります。

安倍首相は、18日付のニューヨークタイムズに寄稿、北朝鮮の脅威に対し、国際社会が連携して圧力を最大限に強めるべきだと主張しました。

北朝鮮問題の解決には中国とロシアの協力が欠かせない。アメリカでは、燃料を含め北朝鮮の貿易の約90%を中国が占めると報じられています。北朝鮮の労働者を最も雇用しているのはロシア。国連総会でも、中国とロシアに対する圧力を強める動きが活発化すると予想されます。ただ、中国の習近平国家首席とロシアのプーチン大統領は今年の総会を欠席しています。
 
 [September 18, 2017]  No 031843738

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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