2分でわかるアメリカ

2017/09/12「北朝鮮のピンク・レディー」

北朝鮮が重大な発表をする際に朝鮮中央テレビに登場する「ピンク・レディーは誰?」と題する記事をUSA Todayが掲載しました。


アナウンサーの名前はリ・チュニ(李春姫)氏。1943年生まれ。国立演劇団の役者でしたが、朝鮮中央テレビがカラー放送を開始した1974年にアナウンサーとしてデビューしました。現在74歳。「人民放送員」の称号が与えられた北朝鮮放送界のエリートです。


金日成、金正日の歴代指導者の死亡を伝える際は涙を流し、声を震わせながらの発表が印象に残りました。黒い喪服姿も。


アメリカ、韓国、日本向けに、核実験やミサイル発射などの重大発表をする際は、いつも ピンク色のチマチョゴリ(朝鮮の民族衣装)を着ています。3日の核実験の発表映像は、アメリカの主要テレビでも繰り返し放送されました。


アメリカでは「北朝鮮のピンク・レディー」と呼ばれています。あたり前ですが、1970年代の日本に社会現象を起こしたアイドルの「ピンク・レディー」とは全く関係がありません。単純に、ピンク色の衣装を着ているからです。日本では「北側クリステル」とネット上などでネーミングされたそうですが、いずれにせよ、重大発表をする「北朝鮮のピンク・レディー」は海外に強いインパクトを与えていることは間違いありません。


リ・チュニ氏は2012年に引退しました。しかし、なぜか画面に再登場。中国国営のCCTVのインタビューを受けた際は、礼儀正しく優しい一面を見せた、とUSA Todayが解説しました。詳しいことは不明だが、北朝鮮上層部に友人がいると推測される、としています。


9月9日は北朝鮮の建国記念日でしたが、警戒された弾道ミサイルの発射はありませんでした。代わりに核実験の成功を祝う盛大なパーティが開かれました。朝鮮中央テレビがニュースで伝えましたが、「北朝鮮のピンク・レディー」は登場しませんでした。次の節目は10月10日の朝鮮労働党創建記念日。あのアナウンサーが登場するような重大発表がないか、警戒がまだ続きます。


[September 11, 2017]  No 031843733

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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