2分でわかるアメリカ

2017/09/09破壊されたトランプ豪邸、あのビリオネアも

過去最大級のハリケーン「イルマ」の被害が広がっています。少なくとも14人が死亡しました。カリブ海地域の島で壊滅的な被害が出ています。

プエルトリコでは60%以上の家庭が停電。復旧に半年かかるとみられています。ハイチ、バミューダ、イギリス領バージン諸島などでも深刻な被害が報告されています。

バージングループの創業者でビリオネアのリチャード・ブランソン氏は、バージン諸島のネッカーアイランドを所有しています。無人島をリゾート地として開拓しました。本人とゲストが自宅地下のワインセラーにいましたが、「イルマ」の直撃を受けて命からがら避難しました。ブランソン氏は、ネッカーアイランドが完全に破壊されたと話しています。

セントマーティンは95%が破壊されました。

あまり知られていませんが、アメリカのトランプ大統領は、セントマーティンに別荘を所有しています。ベッドルームが11ある豪邸で、2013年に購入しました。ワシントンポストによりますと、豪邸は現在売りに出されていて、8月に希望売却価格が2800万米ドル(約30億2400万円)から1690万米ドル(18億2520万円)に引き下げられました。フォックスニュースなど一部メディアは、「イルマ」による暴風雨でトランプ大統領の別荘が破壊されたと伝えました。

「イルマ」の勢力は最大級の強さを示す「カテゴリー5」から「カテゴリー4」に下方修正されましたが、依然として強大な勢力を保っています。今週末から来週初めにかけてアメリカ本土のフロリダ州を直撃する見込みです。65万人以上に避難命令が出ています。「冬のホワイトハウス」と呼ばれるトランプ大統領が所有する高級リゾート「マールアラーゴ」があるパームビーチも避難命令の対象になりました。

トランプ大統領は先週、ハリケーン「ハービー」により甚大な被害を受けたテキサス州を2度訪れました。ただ、被災者に一度も会わず、訪問は自分のためだったと批判されました。まさか、自身が被災者になるなど、その時は考えもしなかったと想像します。

 [September 08, 2017]  No 031843732

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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