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2017/09/07過去最大級の勢い、ハービーの次はイルマ

アメリカではハリケーンにアルファベット順でニックネームが付けられます。テキサス州に甚大な洪水被害をもたらした今年8番目のハリケーンは「ハービー」。今週は、アルファベット9番目のIから始まる「Irma(イルマ)」に対する警戒が強まっています。


アメリカ国立ハリケーンセンター(NHC)は、「イルマ」を5段階中で最も強い「カテゴリー5」に引き上げました。カリブ海とアメリカ東南部に向かっていて、アメリカ自治領のプエルトリコでは非常事態宣言が出されました。すでに大雨と暴風に見舞われています。9日にもフロリダ州に上陸する可能性があり、州知事は避難勧告を発表しました。


CNBCによると、「イルマ」による経済的被害が甚大になり、保険会社の負担が1250億〜1300億米ドル(約14兆1700億円)に達する可能性があるとバークレイズが予想しました。1926年のマイアミ・ハリケーンに匹敵する規模です。2005年のハリケーン「カトリーナ」の保険額を上回る可能性があるとしています。


一方、クレディスイスは、「イルマ」が「カテゴリー5」の勢力を保ってフロリダに上陸した場合、100年に1度の大災害になると予想しました。経済的被害額が1250億米ドル(13兆6250億円)に達する可能性があるとしています。


NHCは、正確な進路を予想するのは困難だと話しています。フロリダに上陸後、アメリカ東部に北上する可能性も否定できません。1つ明らかなのは、「イルマ」の勢力が過去最大級だということです。最強のカテゴリー5を超える、新たな「カテゴリー6」だと警戒する気象予報士もいます。


テキサス州を襲った「ハービー」の被害支援で、トランプ大統領と議会が政府の債務上限を12月15日まで暫定的に引き上げることで合意しました。「イルマ」の被害が広がれば、政治が再び動く可能性があります。


ハービーの次は「イルマ」。大西洋上にはさらに次の「Jose(ホセ)」、メキシコ湾には「Katia(カティア)」が発生しました。


 [September 06, 2017]  No 031843730

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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