2分でわかるアメリカ

2017/07/28トランプ大統領のアカウントがすごいことに

アメリカのドナルド・トランプ大統領のツイッター・アカウントがすごいことになっています。

トランプ大統領は2つのアカウントを持っています。@realDonaldTrumpが個人用。フォロワーが3470万人います。アメリカ大統領としてもう一つ。@POTUSは1960万人がフォローしています。ニューズウィークは、フォロワーの半分はフェイク(偽物)ではないかと報じていますが、いずれにしても驚異的な数字であることに変わりありません。

トランプ大統領のツイッター好きは世界の誰もが知るところですが、先週末から今週にかけてツイート(ツイッターに投稿)数が急増しました。1日数本のペース。

過去1週間のツイートは大きく4つに分かれます。その日のイベントが1つ。2つ目は、アマゾンと創業者のジェフ・ベソフ氏への攻撃。ベソフ氏がオーナーのワシントン・ポストも徹底的に批判しました。攻撃にもかかわらずアマゾンの株価が上昇、ベソフ氏は27日にビル・ゲイツ氏を抜いて個人資産額で世界一になりました。

セッションズ司法長官に対する批判が3つ目。民主党の大統領候補だったヒラリー・クリントン氏を捜査しないことや、FBIのマッケーブ副長官を解任しない司法長官に怒りをぶつけています。これほど激しく批判しながら更迭しないのは、なにかわけがあるのでしょうか。

4つ目はトランスジェンダーの軍での勤務を禁止するというものです。全米の注目を集めました。心と体が一致しないトランスジェンダーは多額の医療コストがかかるため、軍への入隊を禁止することにしたというものです。

4つ目のツイートには批判が相次ぎました。議会では、野党の民主党のほか、与党の共和党議員の多くが批判しました。ランド研究所の調査では、トランスジェンダーの兵士にかかる医療コストは非常に低いことがわかっています。ワシントン・ポストは「トランプ大統領が再び政治的な背任行為をした」と伝えました。

世界の政治家の中で、トランプ大統領はソーシャルメディアを最も有効に活用していることは間違いありません。ただ、最近はややヒステリックな内容、有識者の意見を聞かない独断専行のツイートが多く、ホワイトハウスがさらに混乱しています。少なくともそうみえます。
 

 [July 27, 2017]  No 031843702

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.02.16 更新トランプ非常事態宣言、次に起こることアメリカのトランプ大統領が15日、ホワイトハウスで記者会見し、メキシコとの国境に壁を建設するため、非常事態を宣言しました。壁があれば、麻薬ディーラーやギャングの…
  • 2019.02.15 更新アメリカが買わないA380ANAがエアバスA380の就航に合わせてハワイ便を刷新する計画です。ハワイ路線で初めてファーストクラスを導入、5月24日に成田ホノルル便が就航します。8席しかな…
  • 2019.02.14 更新トランプ大統領、アカデミー賞みる?メキシコとの国境の警備を強化するための予算案で、与野党が11日までに原則合意しました。14日に上下両院が採決し、可決する方向。法案がホワイトハウスに送られること…
  • 2019.02.13 更新現金ポジション膨らむ、両極端な見方ファンドマネジャーを対象にしたバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの最新の調査で、キャッシュ・ポジションが、2009年1月以降、つまり過去10年で最大規模になっ…
  • 2019.02.12 更新エルパソ対決、物理的壁とバーチャル壁連邦議会の超党派17人で構成される特別委員会が週末、政府機関が再び一部閉鎖することを回避するため、メキシコ国境の警備強化と不法移民問題について協議しました。妥協…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ