2分でわかるアメリカ

2017/07/18ウォール街で最も強気な人

ウォール街でいま、最も強気なのはモルガン・スタンレーのストラテジストだとCNBCが伝えました。

アメリカ株担当のストラテジストのマイケル・ウィルソン氏は17日に顧客に出したレポートの中で、S&P500が今後12カ月で2700ポイントまで上昇すると予想しました。過去最高値をつけた先週末の終値は2459ポイント。9.8%上昇するとの見通しです。

トランプ政権の減税が株価上昇に寄与すると予想しています。「アメリカの株式マーケットで最も重要なのは、今年後半に決まる見込みの減税だ」と指摘。その上で、「今年の業績に反映されないため、投資家はまだ減税効果を考慮していない」とコメントしました。

アメリカの各業種を代表する30社で構成されるダウは、幅広い銘柄の株価を指数化したS&P500の上下率と必ずしも連動しません。それでもあえて試算すると、ダウは今後12カ月で2万3758ドル程度に上昇する計算になります。来年から減税があるとの前提条件つきです。トランプ政権は8月中旬から税制改革に動く方向です。

第2四半期の決算発表が今週、本格化します。バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、IBM、モルガン・スタンレー、そしてマイクロソフトが今週、発表を予定しています。第1四半期の決算が強かったため、ハードルが高いとの指摘もあります。ただ、ウィルソン氏は「堅調な決算」を予想していると述べました。

一方で、5〜10%を超える調整がないまま株価の上昇が続いているため、ウォール街に警戒感があることも事実です。「大恐慌前のようにバブルが形成されている」との指摘も一部であります。強気派と弱気派が大きく分かれています。
 

 [July 17, 2017]  No 031843694

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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