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2017/07/04FRB議長にイヴァンカ・トランプがなったら

日本を除く世界の主要な中央銀行が金融引き締めの方向に向きつつあります。先頭を行くのはアメリカのFRB。今年はすでに3月と6月の2回利上げしました。

年内あと1回の利上げがある。エコノミストらのコンセンサスになりつつあります。アメリカの労働市場が堅調。5月のインフレ率は前年比で1.4%上昇と、FRBの目標2%を下回っています。しかし、FRBはインフレ率が徐々に上向くとみていて、年内に0.25%の追加利上げを実施するとの予想が優勢です。

UBSウェルス・マネジメントのエコノミストは3日、CNBCに出演、興味深いコメントをしました。

「トランプ大統領がFRB議長に間違った人を指名すれば、大問題になる」と。「このため、FRBは金融政策の方向性を固定する方向で動いている」と解説。そのうえで、来年、トランプ大統領の長女のイヴァンカさんがFRB議長になっても、量的緩和の縮小に動くだろうとコメントしました。イヴァンカさんがどうあがいても金融政策の方向を変えることが不可能だとしています。

ジャネット・イエレン議長の任期は来年2月まで。トランプ氏は、去年の選挙戦で「低金利を続けるのは政治的な理由だ」とイエレン議長を批判、交代させる意向を示しました。最近は、関係が悪くないようですが、続投はなさそうという見方が少なくありません。ただ、その後任にイヴァンカさんを指名するというのは、もっとなさそうです。トランプ氏のお気に入りでもそれはないだろうと。ただ、例えとしては面白い。

ところで、FRBは3日、ロンドンで家族と休暇を過ごしていたイエレン議長が先週末に感染症のため入院していたことを明らかにしました。7月3日に退院、今週後半は予定通り公務に復帰するとしています。

 
 [July 03, 2017]  No 031843685

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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