2分でわかるアメリカ

2017/06/21創業者の住所は機内、第2の仮想通貨が急浮上

仮想通貨ビットコインの価格が今月、年初の倍以上の水準まで上昇したことが話題になりました。しかし、仮想通貨業界でのシェアを失いつつあります。

ブロックチェーン(分散型デジタル台帳)技術の1つである「イーサリアム(Ethereum)」の通貨単位イーサ(Ether)の価格は年初から4500%上昇しました。イーサの時価総額はビットコインの約8割まで増えました。年初の規模はビットコインの5%に過ぎなかったことを考えると急上昇したことになります。

イーサリアムは、21歳の大学生ヴィタリック・ブテリン氏が2015年半ばに公開しました。ロシアで生まれ、カナダで育った移民。現在の住まいはキャセイパシフィック航空となっています。ニューヨーク・タイムズによりますと、移動に使うので、冗談で書いたものです。

鉱山大手のBHPビリトンや金融大手のJPモルガンが初期段階で支援。トヨタ、メルク、サムスンなど世界的な企業を含めた100社以上がイーサリアムの企業連合に参加したことで一気に人気が高まりました。

イーサがビットコインの時価総額を抜くのは時間の問題だとみられます。ただ、ビットコインと比べ「本物のお金」としての使用に制限があります。第3位につけるリップルの人気も高まりつつあります。

仮想通貨業界は今後2、3年で劇的に変わる可能性があります。未来の通貨であることは間違いないとの指摘が多いですが、課題が多いことも事実です。


 [June 20, 2017]  No 031843676

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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