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2017/06/17「お金持ちの掟144」投資控えるミリオネア、大荒れ前との見方も

ボストン・コンサルティング・グループによりますと、個人資産が100万米ドル(約1億1100万円)を超すミリオネアが、世界の富の45%を保有しています。ミリオネアが最も多いのはアメリカで、700万世帯を超えます。世界では1790万世帯。2021年にはミリオネアが資産を倍増、富を独占すると予想しています。

そのミリオネアが、かつてないほど投資に慎重になっています。シカゴを拠点にする富裕層専門の調査会社スペクトレムによる5月の「ミリオネア投資家信頼感指数」が前月比で17ポイント低下しました。過去最大の落ち込み。スペクトレムが5月19日から23日にかけて実施した調査では、「ミリオネアの39%が、金融商品への投資を当面控える」と答えました。

ミリオネアが投資に慎重になっている最大の理由は、アメリカの政局です。ロシア疑惑でトランプ政権の行方が不透明になり、公約した大型減税の実現が遠のいたほか、連邦政府予算案すら議会で承認されないのではないかとの懸念が強まりました。民主党を支持するミリオネアと比べ、共和党支持者の方が政局不安の影響をより懸念していることもわかりました。

ミリオネアの1人でもあるデヴィッド・ストックマン氏も政局を不安視しています。レーガン政権時代に予算局長などを歴任したストックマン氏は有力な投資家。今月8日のコミーFBI前長官の議会証言を受け、トランプ政権の行方が心配になったと話しています。

CNBCに出演したストックマン氏は、「過去で最も危険なマーケット環境だ。恐ろしい嵐の前の静けさのようだ」とコメントしました。ストックマン氏は、株価の主要指数であるS&P500が現在の水準から約34%低い1600まで簡単に下落するだろうと予想しました。

 
 [June 16, 2017]  No 031843674






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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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