2分でわかるアメリカ

2017/05/04大空港が大混乱の予感

ロサンゼルス国際空港。コードネームはLAX。年に約8000万人が利用する世界7位の空港です。その大空港が今月、大混乱する可能性があります。

なぜか。トランプ大統領が新たな入国制限を命じたわけではありません。大手のデルタ航空のターミナルが変更するからです。

LAXには現在、ターミナルが1から7、そして、4と5の間に位置する国際便専用のトム・ブラドレーの合計8つのターミナルがあります。デルタ航空はターミナル5と6を利用していますが、ターミナル2と3に引越しすることになりました。これにより、デルタ航空はゲート数が現在の16から23に増えます。拡張計画があり、いずれゲートが30まで増える予定です。デルタの引越しにより、19の小規模な航空会社もターミナルを移動します。

引越しは、来週12日から17日までの期間に実施されます。LAX開港以来の大移動。乗客だけではなく、空港職員や航空会社のクルー、さらにはウーバーやタクシーのドライバーまで、大混乱することが予想されています。地元メディアが大騒ぎしています。

これとは別に、LAXに新たなターミナルが完成しました。9つ目のターミナルですが、番号も名前もない。セレブや企業幹部などVIP専用のターミナルです。 VIP一人あたり8人の専用スタッフがつきます。希望により、マッサージやメイク、ヘアメイクなどのサービスが提供されます。金属探知機による検査はマンツーマンです。

VIPターミナルの年会費は7500米ドル(約84万円)で、利用ごとに3500米ドル(約39万円)がかかります。これが高いと考えるかどうかは、個人差が大きくありそうです。筆者は非常に高いと思いますが、パパラッチに追われるハリウッド・セレブは安いと思うかもしれません。

アメリカでは、今月29日のメモリアルデーを境に夏になります。普段でも混雑する大空港LAXがさらに混み合います。混乱がそれまでに終わるかどうか。

 
[May 03, 2017]  No 031843644

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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