2分でわかるアメリカ

2017/04/08「お金持ちの掟140」リッチすぎる政権

ワシントンDCのペンシルバニア通り1600番。アメリカで最も有名な住所です。1800年に竣工した地上4階、地下2階のホワイハウスは、大統領が住む公邸と政権の司令塔である官邸の両方の役割を担います。約2000人のスタッフが働いています。

ホワイトハウスが先週末、政権幹部180人の個人資産を公開しました。ブルームバーグの推定では、政権スタッフの個人資産の合計は120億米ドル(約1兆3200億円)にのぼります。大統領がビリオネアなら、補佐官はマルチミリオネア。

トランプ大統領の信任が厚く、幅広い役割が与えられた娘婿のジャレッド・クシュナー補佐官と娘イバンカさんの夫婦の資産の合計は7億4000万米ドル(約810億円)もありました。

ゴールドマン・サックスのプレジデントから国家経済諮問会議のトップに転じたゲイリー・コーン氏の個人資産は最大で6億1100万米ドル(約671億円)。ゴールマン・サックスから去年受け取った報酬は7700万米ドル(約84億7000万円)だったことがわかりました。

ラインス・プリーバス首席補佐官の個人資産は推定で126万米ドル(約1億3860万円)。お金持ちですが、他の補佐官と比べるとやや見劣りします。国家安全保障会議から外されたスティーブン・バノン氏の個人資産は1050万米ドル(約11億5500万円)でした。

閣僚もすごい。ウィルバー・ロス商務長官とベッツィ・デボス教育長官はいずれもビリオネア。レックス・ティラーソン国務長官は、石油最大手のエクソンモービルの前CEOで個人資産は2億米ドル(約220億円)近いと推定されています。

歴代で最もリッチな政権。「成功した経験」を活かせる可能性があると言えますが、「視点がお金持ちになる」とも考えられます。政権発足からまだ100日経っていませんが、これまでのところやや後者に傾いている気がします。

 
[April 07, 2017]  No 031843627

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.11.17 更新米ドル相場を押し下げた発言16日のニューヨーク外国為替マーケットで、米ドルの対円相場が113円台半ばから112円60銭台に急激に下落する局面がありました。アメリカの中央銀行にあたるクラリ…
  • 2018.11.16 更新FRB利上げ、打ち止め近い?11月に入り上昇基調にあった米10年債の利回りが低下傾向にあります。今週に入りずっと。米2年債、米30年債の利回りも同様です。背景には、FRBの利上げが予想より…
  • 2018.11.15 更新脚光浴びた2人のファーストレディ先週末からきょうまで、オバマ前大統領のミシェル夫人がアメリカの主要メディアに頻繁に登場しています。ミシェル夫人の回想録「BECOMING」が13日に発売されまし…
  • 2018.11.14 更新「米株の大底まだ」、米ドル高も影響?ダウが602米ドル安、ナスダックが急落した12日のニューヨーク株式マーケット。一夜明けた13日の取引では、高く始まったものの上値が重く、終盤に下げに転じました。…
  • 2018.11.13 更新株安は民主党のせい?12日は「ベテランズデー(退役軍人の日)」でアメリカの連邦祝日です。郵便配達を含め政府関係機関はサービスがなく、銀行も休業。しかし、ほとんどの学校で授業があり、…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ