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2017/04/04孤独なトランプ大統領

ニューヨークのトランプタワーにメラニア夫人と愛息のバロン君を置いてワシントンで別居するドナルド・トランプ大統領。スタッフのほとんどが帰宅する夜はたった1人。大好きなケーブルテレビのニュース・チャンネルを見まくっているそうです。

家族が加わるフロリダの別荘で週末を楽しみにしているのだと想像します。1月20日の就任式以来、決まった日程のようにフロリダに通いました。警備のための経費が膨らんでいると批判されながらも続けました。しかし、過去2回の週末は、フロリダに行きませんでした。ホワイハウスでミーティングをした後、日曜日はバージニア・ゴルフ・クラブで過ごしました。

ワシントン・ポストは、「トランプ大統領が引き続き注目を集めているが、政治的な孤立感が増している」と題する長文の解説記事を掲載しました。

トランプ大統領は今月、就任から100日を迎えます。初動が政権の方向を決めることが多いため、アメリカ人が注目する「最初の100日」です。これまでの政策は決して上手くいったとは言えません。公約の目玉だった医療保険制度改革(オバマケア)の改廃は議会の抵抗で失敗、イスラム圏数カ国の入国を一時制限した大統領令は裁判所にストップをかけられました。オバマ前大統領の地球温暖化対策を撤回する大統領令についても、複数の機関から提訴される可能性が高いとみられています。ホワイハウス内部からとみられるリークが依然として絶えません。

共和党と民主党のそれぞれの大統領の補佐官を務めたデヴィッド・ガーゲン氏はワシントン・ポストに対し、「トランプ大統領は最近、政治的にもプライベートでも孤立している」とコメントしました。本当の味方を見つけられないでいるとしています。

ホワイハウス近くに引っ越した長女のイヴァンカさんを補佐官に任命、夫のジャレット・クシュナー氏の責任範囲を増やしたのは、トランプ大統領の孤独感が背景かもしれません。家族以外は信用できないと考え始めている可能性があります。
 

 [April 03, 2017]  No 031843623

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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