2分でわかるアメリカ

2017/02/11夜はひとりテレビ三昧、メモは1枚だけ

ニューヨークタイムズが最近、情報提供を求める告知を掲載しています。メールやソーシャルメディアなどでニュース・ネタを送って欲しいと。これも影響したのか、政府内からのリーク情報が目立って増えました。最近ニュースになったトランプ大統領とオーストラリアのターンブル首相の「最悪の電話会談」は、リーク情報がニュース源でした。

歴代の大統領ではほとんど報じられなかったホワイトハウス内の「小ネタ」も少なくありません。例えば、ホワイトハウスのスタッフが照明の使い方を知らなかったため、真っ暗の幹部会議が開かれたとか。細かい資料を読まないトランプ大統領に対するメモは1枚だけ、しかも要点を9つ以内にすることが掟になったとか。もしくは、ホワイトハウス内のカーテンがトランプ大統領の趣味で金色に取り替えられ、ランチルームにはテレビが設置されたなど。いずれも非常に興味深いです。

ニューヨークタイムズなど複数のメディアによりますと、トランプ大統領は毎日、夕方の6時半に執務室からホワイトハウス内の住居塔に移動するそうです。シークレットサービスがエスコートする形で。

メラニア夫人と10歳の息子のバロン君がニューヨークにいるため、住居棟にはトランプ大統領一人だけ。娘のイバンカさんの家族がワシントンに引っ越しましたが、子供の世話などで忙しい。トランプ大統領は、バスローブでCNNなどのケーブルチャンネルのニュースを観て、孤独な夜を過ごしています。70歳の「単身赴任」。なんとなく寂しい。話し相手がいないので、深夜、早朝にかかわらず知人に電話をしているとも伝えられています。情報が漏洩する危険があるプライベートの携帯を使うことも。

トランプ大統領は、フロリダ州パームビーチにある別荘「マールアラーゴ」で週末を過ごすことが増えています。住みなれないホワイトハウスから解放され、別荘でのトランプ大統領はいつもリラックスしているそうです。そのプライベートの空間に安倍首相が招かれました。トランプ大統領流の「最高のおもてなし」。日米関係は安泰か、それとも近づきすぎると危険か。多くの憶測を呼ぶことも、注目度が高いことを示していると思います。安倍首相の訪問をアメリカのメディアがトップ級で詳しく報じました。筆者の知る限り、こんなことは初めてです。


 
[February 10, 2017]  No 031843590

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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