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2017/02/09ゴールドマン、トランプ政権を不安視

アメリカのドナルド・トランプ第45代大統領が複数のゴールドマン・サックス出身者を重要ポストに指名したことが話題になりました。上院の承認がまだですが、財務長官には元パートナーのスティーブン・ムニューチン氏を指名。国家経済会議の議長に前COOのゲーリー・コーン氏を起用しました。

選挙戦でウォール街を敵視していたトランプ氏が、その代表的な存在であるゴールドマン・サックスの幹部に重要ポストを与えたことは、金融機関の規制を緩和する強い意志の表れかもしれません。ただ、コーン氏らが抜けたゴールドマン・サックスのエコノミストらは、トランプ政権を懸念しはじめました。

ブルームバーグによりますと、ゴールドマン・サックスのクレジット・ストラテジストは今週、マーケットの心理が冷え込みつつあるとコメントしました。また、チーフ・エコノミストは「移民制限が、減税、インフラ投資、規制緩和による景気刺激効果を相殺する」との見方を示しました。

これとは別に、ゴールドマン・サックスのエコノミストのグループは先週末、「リスクバランスが悪化している」としてトランプ政権を不安視するレポートを顧客向けに出しています。医療保険制度改革法(オバマケア)の代替案に時間がかかりそうなこと、移民を制限する大統領令で共和党と民主党の関係が悪化したこと、そして、移民と通商政策が優先されていることなどを不安視する理由にあげています。

トランプ大統領の移民規制については、アップル、グーグル、マイクロソフトといったアメリカを代表する企業が「ビジネスに著しく悪影響」として反対する意見書を提出しました。約100社にのぼるのですが、この中にはゴールドマン・サックスも含まれています。


[February 08, 2017]  No 031843588

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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